本繕い
伝統的な器の修理法。全て「漆」を使用し繕う方法です。
「漆」の乾燥に手間と時間がかかる事を理解できる方にお勧め致します。
納期は3ヶ月~1年
*エポキシ系パテの経口毒性値データは (LD50 値 5~15g/kg)
漆の経口毒性値データは(LD50 値 5g~?/kg)
とあまり正確には調べてないみたいですが、
エポキシ系パテと漆の毒性は同等、もしくはエポキシパテの方が毒性が弱いとの結果です。
物を作ること、物を修理すること、それは人にとって喜びを感じるひと時だと思います。
特に日本には古来より、物を大切にあつかうという素敵な文化がありました。
戦後の使い捨ての時代に忘れてしまった文化。
金繕いの作業をしていると忘れてしまっていた大切な事を思い出したような気がします。
これが精神的な文化、精神的な豊かさなのかも知れません。
金繕い教室が今注目されているのは、不景気で新しい物が買えないからではないのです。
一般的価値のあるなしにかかわらず、思い入れのある器を修理したいという気持ちが
人々の心の中にあるかぎり、この国もまだまだ捨てた物ではありません。
器を修理することで、自分自身の中にある、心の豊かさ、心の優しさを是非感じとって下さい。